投資をする上でもっとも重要といってもいいかもしれません。FXの損益の仕組みについてです。
損益の仕組み
- 為替差益(スポット損益)
- スワップポイントによる損益
FXには上の2つの収益をあげる仕組みがあります。大まかに言うとスポット損益は短中期中心でリスクも高め。スワップ損益は長期的な投資に視野をおいたリスクが少なめの投資方法です。
為替差益(スポット損益)
大部分の個人投資家の方はこっちのタイプがFXのイメージなのではないでしょうか。2国間の通貨を売り買いしてその為替レートの差分で収益を狙っていくタイプです。
EX1.円を売ってドルを買う
手元に100円持っているとします。それで1ドル=100円の時に100円を売って1ドルを買います。しばらくすると1ドル=101円になりました。だから保有していた1ドルを売って101円を買い戻す。そうすると手元には101円が残ります。つまり101円-100円=1円の利益が出たことになります。
反対に、1ドルが99円になってしまいました。そこで仕方なく保有していた1ドルを売って99円に換えました。手元には99円残ります。つまりこちらは99円-100円=-1円で1円の損失がでてしまいました。
簡単にいうとFXの為替差益というタイプの収益はこういう仕組みです。では反対に最初ドルを売ったらどうなるでしょう。
EX2.ドルを売って円を買う
手元に1ドル持っているとします。今度は反対に1ドル100円の時に1ドルを売って100円と換えましょう。しばらくすると同じように1ドル=101円になりました。もとの1ドルに戻すには今度は101円必要です。つまり、100円-101円=-1円で1円の損失がでてしまいました。反対に1ドル99円になると、もとの1ドルを取り戻すには99円だけが必要です。手元には100円もってたので1円余ります。なので100円-99円=1円の利益がでたことになります。
ドルを買ったときとは値動きに対して全く反対の結果になります。このとき1ドル=100円が1ドル=101円になることを円安になる(ドル高になる)といいます。紙幣のコレクターが1ドル紙幣を欲しいって思っていたとしてその1ドル紙幣を100円で買えていたのが101円必要になる。つまり1ドル紙幣の価値が上がっている(ドル高)、相対的に円の価値が下がっているってことです。逆に1ドル=100円が1ドル=99円になることを円高になる(ドル安になる)といいます。100円必要だったドル紙幣が99円で買えるようになった、つまり円の価値が上がった(ドルの価値が下がった)ということです。
為替差益を狙うというこの仕組みは簡単に言うと例えばドル円の取引においてこれから円安方向にいくのか、円高方向にいくのか、それはどの程度までいくのかってことを予想する取引になります。
スワップ損益
もう一つがスワップポイントによる損益の仕組みです。これは低いレバレッジで長期的な視点から取引する方が多いでしょう。
これは各国の政策金利一覧表です(2013年1月時点)。外国為替取引は通常2日後の決済となります。この2日間の金利差のことをスワップポイントといいます。
低金利通貨を売って高金利通貨を買い、それを保有し続けたら金利差がプラスになり、スワップポイントが付与されます。反対に高金利通貨を売って低金利通貨を買い、それを保有し続けると、金利差がマイナスになり、スワップポイントを支払わなければなりません。個人投資家の間では比較的安全で金利が高い豪ドルなどオセアニアの資源通貨は人気です。ただ、一部を除くと「スワップポイントが高い」=「国家的なリスクが高い」という図式がなりたちますので、ポジションを持つときはその国の状況を知っておく必要があります。
上の為替差益を狙う取引の場合、高金利通貨を売ることが最初は抵抗があります。ただ、スワップ狙いと為替差益狙いははっきり分けて割り切って為替差益を狙うときは高金利通貨でも必要であれば売っていくことが結果的に取引の成績もいいことが多いです。そしてスワップ狙いの長期投資の場合はせいぜい数倍までの低レバレッジで運用する必要があります。
疑問
ただこの仕組み、ちょっと疑問に思うことがありませんか?例えば「私はドルをもってないからドル売りからは取引にはいれないの?」とか「1円動いてたった利益が1円しかないの?」とか。
その疑問に対しての答えが「レバレッジ」という仕組みにあります。



